2008年度の企業年金平均収益率は△17.02%と過去最悪

 2009年1月31日のブログ記事「2008年4月~12月の度企業年金の平均収益率は△15.24%」では、格付投資情報センター調査の2008年度第3四半期時点での運用状況についてお伝えしましたが、先日、第4四半期および年度の運用状況に関する資料が公表されました。


 これによれば、厚生年金基金、企業年金基金、税制適格年金等の2008年度第4四半期(2009年1~3月)の時間加重収益率の平均は、生保一般勘定を含む資産全体でマイナス2.01%となり、年度通算(2008年4月~2009年3月)のパフォーマンスはマイナス17.02%で、同社がパフォーマンスを計測しはじめた1989年度以降、過去最低利回りとなりました。2008年度通算の各資産の騰落率は以下のような状態となっています。
国内株 マイナス34.78%
外国株 マイナス43.32%
国内債 プラス1.34%
外国債 マイナス7.17%


 企業業績の悪化が進む中、企業年金の積立不足が深刻さを増すことは確実でしょう。



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2009年1月31日「2008年4月~12月の度企業年金の平均収益率は△15.24%」
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参考リンク
格付投資情報センター「2008年度通算マイナス17.02%、過去最低に金融危機沈静化せず、内外株が3~4割の大幅下落」
http://www.r-i.co.jp/jpn/news_topics/detail_pension/2009/jn0904.pdf


(大津章敬)


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