来年4月1日から障害者の法定雇用率が2.0％に引き上げられることに伴い、障害者を積極的に雇い入れようとする動きが強まるかと思います。障害者雇用に関する求人方法は様々ですが、12月22日よりハローワークインターネットサービスでも障害者の求人ができるように変更になることが決定しました。

　ハローワークインターネットサービスでは、ハローワークに提出した求人票をインターネット上で公開し、閲覧できるような仕組みになっています。今回の変更では、ハローワークインターネットサービスのトップページ（「仕事をお探しの方へ」のページ）に「障害者求人情報検索」ボタンが設置され、それを求職している障害者が押下することで希望する求人条件を入力することができ、希望に合致した求人が表示されることになります。

　求人を行う企業は、求人申込み時に、ハローワークインターネットサービスへの求人情報公開の希望が確認され、「インターネット公開を希望する」を選択した場合には、更に企業名等（企業名・所在地・連絡先）の公開可否が確認される仕組みとなっています。求職者が確認する画面では、以下のように企業名等公開可否により表示内容が異なってきます。
企業名等を公開しない場合
　求人の一覧の掲載内容に加え、仕事の内容、雇用期間、詳細な賃金、就業時間についての情報、賞与、年間休日数、転勤の有無、従業員数、加入保険、各種制度、採用人数、障害者への配慮事項などが公開される。
企業名等を公開する場合
　の情報に加え、企業名、企業の所在地、連絡先が、ハローワークに求職登録している障害者にのみに公開される。

　なお、ハローワークインターネットサービスへの求人情報の掲載は、求人受理日の翌日から行われることになっています。障害者の求人と求職のマッチングは、難しいと言われていますが、このようなサービスを利用することで求職中の障害者の利便性が高まり、より多くの応募を受けることで、自社にマッチした求人ができる一つの手段になるかと思われます。

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2012年6月21日「障害者雇用率 2.0％に引き上げ決定！来年4月1日から適用」
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2012年8月9日「精神障害者の雇用義務化を提言した厚労省研究会報告」
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参考リンク
ハローワークインターネットサービス
https://www.hellowork.go.jp/index.html

(宮武貴美)

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