正社員が不足している企業は52.5%で調査開始以来最高を更新

人手不足 企業の人手不足は引き続き深刻さを増しているようです。その状態を先日公表された帝国データバンクの「人手不足に対する企業の動向調査(2018年10月)」から見てみましょう。なお、この調査は、2018年10月18日~31日に実施されたもので、調査対象は全国 23,076社、有効回答企業数は9,938社となっています。

 これによれば、正社員が不足している企業は 52.5%で 1年前(2017年10月)から 3.4ポイント増加し、調査開始以来、過去最高を更新しています。これを企業規模別で見ると、「大企業」では60.8%が不足としており、1年前から 4.4ポイント増加しています。「中小企業」でも50.3%(1年前比3.1ポイント増)、「小規模企業」も45.3%(同3.1ポイント増)となり、あらゆる規模において不足感が強まっています。

 この状況はまだまだ続くと予想されますので、まずは既存人材の定着を促進すべく、働き環境整備を続けましょう。


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2017年11月30日「49.1%の企業が正社員が不足と回答 非正規社員については3.9%が不足」
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参考リンク
帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2018年10月)」
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p181106.html

(大津章敬)

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