茨城労働局からダウンロードできるセクハラの相談・苦情への対応フローの例

セクハラの相談・苦情への対応フローの例 ここ最近、厚生労働省は男女雇用機会均等法を説明したリーフレット等のリニューアルを実施し、また2月1日には「現行の男女雇用機会均等法に係るQ&A」という26問のQ&Aを発表される等、男女雇用機会均等法に関する対策を積極的に進めています。


 男女雇用機会均等法では、職場のセクシュアルハラスメント対策を事業主に義務付け、セクシュアルハラスメントがあってはならない旨の方針を明確にし、労働者に周知・啓発することや、相談窓口を設置するなど、全9項目の措置を講じるように求めています。この措置の中には、事実確認ができた場合は、行為者および被害者に対する措置を適正に行うことも求められていますが、セクシュアルハラスメント問題が現実に発生していない段階でその措置を適正に行う方法を構築しておくことはなかなか難しいものです。


 これに関連し、茨城労働局ではセクシュアルハラスメントの相談・苦情への対応例として、本人や第三者の訴えがあってから事実関係を確認し、その内容に応じ行為者を処分するまでのフローをダウンロードできるようにしています。事前にフローを作っておくことで問題が発生した際に、速やかに対応できるようになるため、これを参考に自社のフローも確立しておきたいものです。


ダウンロードはこちら
http://www.ibarakiroudoukyoku.go.jp/kinto/gyoumu/dl/gyoumu05_04d.pdf



関連blog記事
2011年1月27日「すぐに利用できる社内周知用のセクハラ防止対策掲示ちらし」
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2011年1月14日「悩んでいませんか?職場でのセクシュアルハラスメント」
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2011年1月7日「事業主の皆さん 職場のセクシュアルハラスメント対策は事業主の義務です!!(平成22年11月版)」
http://blog.livedoor.jp/leafletbank/archives/50972438.html
2010年9月7日「厚生労働省が策定した「男女間賃金格差解消に向けた労使の取組支援のためのガイドライン」
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2009年8月19日「[雇用機会均等法]事業主がセクハラ問題に対し構ずべき9つの措置(7)」
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2009年7月24日「[雇用機会均等法]2つに分類されるセクシュアルハラスメント(6)
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2009年7月23日「[雇用機会均等法]禁止される不利益取扱いの具体例(5)」
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2009年7月22日「[雇用機会均等法]婚姻、妊娠、出産等を理由とする不利益取扱いの禁止等(4)」
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2009年7月21日「[雇用機会均等法]女性労働者にかかる措置に関する特例(3)」
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2009年7月20日「[雇用機会均等法]男女雇用機会均等法で禁止されている間接差別(2)」
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2009年7月9日「[雇用機会均等法]男女雇用機会均等法で禁止されている性別による直接差別(1)」
https://roumu.com
/archives/51584611.html


参考リンク
茨城労働局「職場におけるセクシュアルハラスメント対策について(対応事例集)」
http://www.ibarakiroudoukyoku.go.jp/kinto/gyoumu/gyoumu05_04.html


(宮武貴美)


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