中国労務最新

中国現地法人の従業員は直接雇用がよいのか、それとも間接雇用がよいのか

 中国では、会社と従業員との間で直接労働契約を締結する「直接雇用」と、労務派遣会社を通じて雇用する「間接雇用」とがあります。間接雇用が義務付けられている代表処(駐在員事務所)であれば、雇用方法を検討する余地がありませんが […]

中国国内における日系旅行会社からの整理解雇・賃下げの相談

上海にある某日系旅行会社のA総経理から社員に関する相談を受けました。 中国から日本へ旅行する訪日旅行客数は、2007年に安部総理(当時)が電撃的な中国訪問を行い日中関係が改善の兆しをみせたのを機に、年々目覚ましい増加傾向 […]

中国の「所得再分配政策」の公布が迫られる!

1966年から10年間続いた文化大革命以降、中国経済はすっかり疲弊してしまい、国民の生活は窮乏を強いられたわけですが、79年から始まった改革開放政策によって中国国内には外資による投資の呼び水として経済特区、経済技術開発区 […]

広東省深圳市、外国人の社会保険料納付始まる

   2010年10月の「中華人民共和国社会保険法」公布、及び2011年7月の施行に伴って、外国人の社会保険料納付に関する情報が気になるところですが、この度、広東省深圳市での納付、徴収が開始されました。進出企業からの情報 […]

中国人事管理の先を読む!第5回「進出企業の人事制度(2)『基本給の設計』」

給与を構成する要素のうち、中核を成すのが基本給です。今回は、基本給をどのように設計するのかについて紹介します。 一般的に基本給には、「シングルレート」と「レンジ給」の2通りの決め方があります。シングルレートとは、等級やポ […]

中国人事管理の先を読む!第4回「進出企業の人事制度(1)『グランドデザイン』」

財団法人社会経済生産性本部(現日本生産性本部)で人事制度のコンサルティングを担当していた1990年頃、企業の人事制度は「職能資格制度」によるものが主流となっており、職能資格制度こそが日本の人事制度の代表格でした。 日本の […]

中国人事管理の先を読む!第3回「成果やミッションで保有能力を評価する」

 企業が従業員の評価を行う際に用いられる代表的な評価制度として“能力評価”と“目標管理制度”が挙げられます。能力評価は従業員が保有している能力や勤務態度に対する評価、つまり定性評価であり、目標管理制度は期間的な目標に対し […]

中国人事管理の先を読む!第2回「賞与相場と支給額の決定」

 毎年7月になりますと我々ども名南経営にも、賞与の相場に関する企業からの問い合わせが増えてまいります。「他社はどのくらいの賞与を支給するのか?」。他の企業がどのくらいの賞与を払うのか、管理者としてはとても気になるところで […]

中国人事管理の先を読む! 第1回「インフレ経済下における賃金管理」

 中国では2006年の下期よりCPI(消費者物価指数)が上昇を続け、4%を超えた現在もさらに上昇の兆しを見せています。12月3日、インフレ、物価上昇を抑制するため、中国政治局会議にて金融政策の引き締めが決定され、中国人民 […]