労働基準法

平成22年の賃金不払い事案件数は過去10年で2番目の高水準

 先日、東京労働局より「平成22年賃金不払事案(申告事件)の処理場居の概要」が公表されました。これは東京にある18の労働基準監督署が受理した申告事件の中で取り扱った賃金不払い事案をまとめたもの。これによれば平成22年の不 […]

倍増した労基署の定期監督件数 労働時間、割増賃金、就業規則の法違反が激増

 先日、東京労働局より「平成22年の定期監督等の実施結果」が公表されました。これは東京にある18の労働基準監督署が実施した定期監督等の実施結果をまとめたもの。これによれば平成22年度の定期監督実施件数は9,469件にも上 […]

宮城労働局よりダウンロードできる労働基準法解説冊子「身近に労働基準法を」

 厚生労働省や各地労働局では、労働トラブルを予防することなどを目的として様々な情報を公開し、周知活動を推進しています。特に近年では、小冊子を官公署窓口で配布するのみではなく、ホームページ上で公開しダウンロードによる活用を […]

内閣答弁書で示されたタイムカード打刻時間と現実の労働時間の関係

 本日は、11月9日に内閣から衆議院に送付された「衆議院議員村田吉隆君提出労働基準監督機関の役割に関する質問に対する答弁書」の内容の短期連載の最終回。今回は、タイムカードの記録に基づく賃金支払いの必要性について述べられて […]

内閣答弁書で示された労基署の指導監督の役割および法違反に係る勧告・指導の位置付け

 本日は2010年11月22日のブログ記事「内閣答弁書示された「監督官には不払い残業代の支払い命令権限なし」という見解」に引き続き、11月9日に内閣から衆議院に送付された「衆議院議員村田吉隆君提出労働基準監督機関の役割に […]

内閣答弁書で示された「監督官には不払い残業代の支払い命令権限なし」という見解

 2010年11月13日のブログ記事「景気低迷で減少も依然として高水準にある賃金不払残業の労基署是正指導の状況」では、労働基準監督署による不払残業に関する是正勧告の状況についてお伝えしましたが、これに関して非常に興味深い […]

[ワンポイント講座]管理職が深夜勤務した際における賃金台帳の取扱い

 管理職については労働基準法第41条に定める管理監督者として取扱うことによって労働時間の規制から外れることとなりますが、それはあくまでも労働時間、休憩、休日の規定の適用が免除されるだけであり、深夜業に関する規定は適用は除 […]

改正労基法の実務取扱の指針となる労働基準法関係解釈例規

 今年の4月に施行された改正労働基準法ですが、本来は非常に大きな改正であったにも関わらず、不景気により多くの企業で残業が減少したこと、また中小企業への猶予措置が設けられたことなどからあまり盛り上がらないまま現状に至ってい […]

前年比2.9倍と激増した東京労働局における賃金不払事案の不払金額

 一昨年の経済危機以来、企業の倒産や業績の悪化が深刻化していますが、そうした環境を背景に企業の賃金不払いが深刻な状況になっていることが明らかになりました。先日、東京労働局が発表した「平成21年賃金不払事案(申告事件)の処 […]

労基則の改正により業務上疾病の範囲に追加された過重負荷による脳・心臓疾患等

 労働基準法では労働者が業務上負傷した場合や疾病にかかった場合には、使用者がその療養等を行うよう義務付けています。この業務上の疾病の範囲については、労働基準法施行規則の別表第一の二で例示列挙されていますが、先日、この内容 […]