海外人事労務

中国人事管理の先を読む!第39回「同一賃金と基本給のあり方」

 中国では従業員の認識も、また法律が求めるところにおいても、「同一労働同一賃金」という考え方が深く根付いています。日本の旧態依然の制度である「年功」という考え方は、なかなか受け入れられるものではありません。「同じ仕事をし […]

中国人事管理の先を読む!第38回「残業管理と不定時労働制(2)」

 先週の記事「残業管理と不定時労働制」では不定時労働制の概要についてお話しましたが、今回は少し実務的な措置や内容について書いてみたいと思います。  中国では、企業管理職のような労働時間の融通性が認められる職務を担当してい […]

中国人事管理の先を読む!第37回「残業管理と不定時労働制」

 日本では「事業場外みなし労働」という、外勤の営業など事業所外で行われ、時間管理が困難な勤務については所定労働時間勤務したとみなすことができる制度や、「裁量労働制」のように一定の職務を行う従業員に対して残業手当を支払わな […]

インドとの社会保障協定が実質合意

 経済のグローバル化が進展し、企業から派遣されて海外で働くことや、将来を海外で生活される人が年々増加しています。海外で働く場合は、原則として働いている国の社会保障制度に加入をする必要があり、日本の社会保障制度との保険料と […]

中国人事管理の先を読む!第36回「日本のリーダーを憂慮する」

 2011年3月の東日本大震災の復興が遅々として進んでいないのは、みなさんもご存知のことかと思います。1995年の阪神淡路大震災を経験した身として「瓦礫処理をどう行うか」という問題は、昨年の震災当初からわかっていたことで […]

中国人事管理の先を読む!第35回「経営理念の策定」

 日系企業であれば、ほとんどの企業は本社で経営理念や経営方針を持っていると思われますが、それをそのまま中国の現地法人でも浸透させようとすると、価値観や表現方法が中国にはそぐわないという場面に直面することがあります。  例 […]

中国人事管理の先を読む!第34回「最低賃金と平均賃金」

 上海市人力資源社会保障局から3月14日、2012年度の上海市の最低賃金を1450元に引き上げると発表がありました。昨年の最低賃金が1280元でしたので、13.3%の上昇となります。以前、このコラムでもご紹介しましたが、 […]

中国人事管理の先を読む!第33回「権利と法治国家」

 労働仲裁委員会は各区の人力資源社会保障部の管轄になっており、この2つが同居しているのですが、企業と従業員との間で労働争議があり、仲裁を行う際、小生のように中国の弁護士資格を持っていない外国人であっても代理人が務まること […]

6月27日名古屋開催「実際のトラブル事例に学ぶ外国人労働者雇用の注意点と企業の労務管理対策」受付中

 企業の海外進出が加速していますが、進出に伴って現地人材を日本に受け入れたり、グローバル化に対応する目的で日本国内で外国人を採用する企業が増加しています。既に日本国内の労働力人口は減少に転じており、今後急激に不足すること […]

中国人事管理の先を読む!第32回「評価の“見える化”」

 先日、クライアントの工場を訪ね、久しぶりに工場の中を見せてもらいました。真っ先に目についたのは、工場の入り口に貼ってある「技能評定表」です。総経理は「星取り表」と呼んでいました。見れば横軸に「どのような作業ができるか」 […]