海外人事労務

中国人事管理の先を読む!第30回「企業労働紛争協議調停規定」

 2008年1月の中国労働契約法施行以来、各地の労働仲裁委員会に申請、受理される労働紛争、特に企業と従業員との間の労働契約解除、経済補償等に関わる案件は大幅に増加し、現在、中国各地の労働仲裁委員会において審判される数は、 […]

中国人事管理の先を読む!第29回「中華人民共和国憲法」

 今回は非常に重要な法律であるにもかかわらず、接する機会の少ない「中国の憲法」についてお話をしたいと思います。  中国憲法は1949年の建国以降に公布され、1982年公布の現行憲法はこれまでに4回改正されました。日本国憲 […]

中国人事管理の先を読む!第28回「2012年中国労務トピックス3つの予測」

 中国は今年、秋の共産党大会で共産党総書記の交代があるなど、大きな動きのみられる重要な年となります。そこで本日は、「中国人事管理の先を読む!」という本コラムのタイトルの通り、2012年の中国人事労務に関する大きなできごと […]

中国人事管理の先を読む!第27回「日中社会保険協定交渉と徴収執行の猶予」

 中国社会保険法に基づく在中就労の外国人の社会保険料の徴収は、いまだ混沌とした情況のまま2012年を迎えることとなりました。北京では昨年10月13~14日の両日に第1回目、更に12月18~23日に第2回目の日中政府間交渉 […]

中国人事管理の先を読む!第26回「進出企業の人事制度(19)専門職のキャリアパス」

 人事制度を作るにあたって、最初にデザインしなければならないのが「等級制度」であると以前お話しました。この等級制度は社員が会社に勤務している間、将来に亘って、どのようなキャリアパスの可能性があるのかを示す重要な指針となる […]

中国人事管理の先を読む!第25回「進出企業の人事制度(18)管理職の処遇」

 日系企業で勤務する従業員が描く賃金カーブについて、以前から気になっていることがあります。それは、相対的に見て管理職の賃金が低い企業が非常に多く見受けられる点です。欧米系企業あるいは最近の中国企業と比較すると、この傾向は […]

2012年3月にスイスとの社会保障協定が発効

 2011年12月9日のブログ記事「2012年3月にブラジルとの社会保障協定が発効」では、来年3月1日に発行するブラジルとの社会保障協定について取り上げましたが、これと同日、スイスとの協定も発効することとなりました。   […]

中国人事管理の先を読む!第24回「進出企業の人事制度(17)崗位工資」

 自社の賃金がライバル企業の賃金や業界、地域相場と比較してどの程度の水準にあるのか、どの企業でも非常に気になるところかと思います。また、賃金の水準設定に関しては、自社の特定の職務賃金が他社や市場の相場に比べ適正かを考慮し […]

中国人事管理の先を読む!第23回「進出企業の人事制度(16)労務工の評価」

 製造工場の人事考課制度で、労務工(ワーカー)に対してどのような評価を実施するかが課題となることがあります。労務工の評価について、いくつかポイントを挙げて説明します。 [労務工の評価期間] 企業では、半年あるいは1年に1 […]

中国人事管理の先を読む!第22回「進出企業の人事制度(15)人事考課③」

 今回は少し視点を変えて、「コンピテンシー」について、日本・中国双方の経験から解説したいと思います。1990年代に日本企業の多くは業績が著しく低迷し、辛酸を舐め、固定費である人件費を変動費として捉える動きが盛んになってい […]