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7月15日茨城経協主催セミナー「強い会社を作るための人事賃金制度改革」受付開始

 7月15日に茨城県経営者協会様主催で行われるセミナー「強い会社を作るための人事賃金制度改革」の受付が開始されました。基本的には同協会の会員様向けのセミナーですが、非会員のみなさまも書籍付き8,000円でご参加頂けます。非会員の定員は非常に少ないと思われますので、お申込みはお早めにお願いします。以下のPDFファイルが参加申込書になりますので、打ち出した上で、FAXにてお申込み下さい。茨城のみなさんと会場(水戸)でお会いするのを楽しみにしております。

 


 

(大津章敬)

労働相談内容に関する東京都産業労働局の調査結果とパワハラの増加

 先週、東京都産業労働局より「平成16年度における労働相談及びあっせんの状況」という調査結果が発表されました。そのポイントは以下のようになっています。
□労働相談件数は44,737件となり前年度より4,419件(△9.0%)減少。
□相談内容では、ここ数年10,000項目を超えていた「解雇」の相談が8,439項目にとどまり、増加が続いていた「雇止め」も大幅に減少。このほか「人員整理」「企業倒産」など、雇用調整に直結した相談の減少が目立つ。□全体の相談件数が減少する中で、「労働契約」「休日・休暇」など労働条件に関する相談は、ほぼ例年並みで推移しています。
□一方、これに対し増加が目立つのは「職場の嫌がらせ」(4,012項目、40.7%増)、「損害賠償」(1,839項目、28.2%増)などで、特に、「職場の嫌がらせ」は、今回初めて相談項目の上位にランクされ、「休日・休暇」や「雇用保険」をしのぐ相談項目数となっている。その結果、これと関連する「セクシュアル・ハラスメント」(2,009項目、46.7%増)、「メンタルヘルス」(1,765項目、83.3%増)の相談項目も大きく増加した。

 

 労働トラブルですから言葉遣いとしては不謹慎ですが、面白い結果が出たものだと思いました。中でも職場の嫌がらせについては、なんと40%増という異常な伸びを見せています。パワハラという言葉が普及したこともこの大きな要因になっているのでしょう。この問題の第一人者である岡田康子さんによれば、パワハラとは「職権などのパワーを背景にして、本来の業務の範疇を超えて、継続的に人格と尊厳を侵害する言動を行い、就業者の働く環境を悪化させ、或いは雇用不安を与えること」と定義されていまずが、現実には通常の部下指導との境目が非常に曖昧であるため、判断が非常に難しいところです。具体的な対策としては研修の開催(基礎知識およびコミュニケーション研修)、就業規則などへの記載の追加、内部相談窓口の設置などが有効とされますが、若手を中心に日本人全般のコミュニケーション能力が低下と権利意識の向上という環境からすれば、この問題は今後も増加を続けるのでしょう。私も管理者の1人として、注意したいところです。

 

 これ以外にもセクハラ(46.7%増)、メンタルヘルス(83.3%増)なども異常な伸びをしていますが、このあたりの話はまたの機会にお話したいと思います。

 

(大津章敬)

東京都産業労働局「賃金制度と労使交渉に関する実態調査」の調査結果

 少しネタとして取り上げるのが遅くなってしまいましたが、4月26日に東京都産業労働局が産業・就業構造の変動の中で、変わりつつある賃金制度と労使交渉の実態を調査した結果が発表されました。今日はそのポイントをご紹介したいと思います。

1)成果主義賃金制度導入事業所は3割、年俸制導入事業所は2割
□成果主義賃金制度を導入している事業所は31.7%。導入率は企業規模によって格差が大きい。導入した時期は、2000年以降が6割を超えている。
2)定期昇給制度は6割以上の事業所にあるが、半数は見直し予定
□定期昇給制度の見直し予定事業所は49.4%、見直し提案を受けている労働組合は31.0%。
□見直しの方向は「定期昇給の自動的昇給部分を引き下げ、職務・成果に応じた部分を増やす」が41.8%で最も多く、次いで「定期昇給制度は廃止し、成果や業績による賃金決定を考えている」が31.7%となっている。
3)賃金制度を見直したのは5割弱。見直し後の評価は労使とも不満足の方が多い
□2000年以降、賃金制度を見直したのは、事業所調査では46.5%、労働組合調査では、49.8%となっている。
□見直しの理由は「従業員の成果や業績の評価を明確にするため」が事業所調査、労働組合調査とも6割で最も多い。
・見直し後の評価は、「ほぼ満足している」のは事業所調査で35.9%、労働組合調査では26.0%にとどまり、「満足していないが現状ではやむを得ない」も含めると、労使とも6割以上が満足していない。
4)人事考課・査定は7割の事業所で行っており、過半数はほぼうまくいっていると評価
□人事考課・査定は71.4%の事業所で行っており、現在の人事考課・査定について、過半数はほぼうまくいっていると評価している。
□人事考課の方法は、「一次評価は絶対評価、最終評価は相対評価」が37.1%で最も多い。人事考課の評価基準□項目は、一部公開と全部公開を合わせて7割近くが公開されている。

 

 概ね予想通りの内容ではありますが、面白かったのは人事考課・査定に関する苦情処理制度についての設問。「苦情処理制度がない」が65.8%で、何らかの形で苦情処理制度がある事業所は全体の13.9%(105事業所)という結果となっていました。この調査のコメントとしては、苦情処理制度の導入が少ないと書かれていたのですが、私から見れば「14%もあるんだ!」といった感じ。セミナーなどではいつも「人事評価制度のユーザーは被評価者である社員。社員の納得度を高めるためには人事評価フォロー表などの仕組みが必要。」と話をしているのですが、実際にこれを導入している企業は極めて少ないのが実態です。それだけに14%というのは私には非常に多く感じられました。社員への説明責任や評価に対する納得性の確保という点から、本当の意味で人事評価を機能させたいのであれば、評価のフィードバックと同時に、苦情処理の仕組みを導入することが望まれます。要は社員を不満を聞く訳ですから、会社側としてはなかなかしんどいとは思います、是非ご検討をお勧めします。

 

 なお、より詳細な調査結果の概要についてはこちらをご参照下さい。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2005/04/60f4q201.htm

 

(大津章敬)

会計検査院による社会保険の調査が増えています

 これは全国的な動きなのか、名古屋ローカルの話題なのかは分かりませんが、会計検査院の社会保険事務所に対する調査が積極的に行われているようです。事務所全体としてはともかく、私個人としては社労士の手続き業務を行う顧問先はほとんどないのですが、過去コンサル先から先週・今週と2社立て続けにその相談が入りました。業種は違うのですが、共通しているのはパートタイマーなど非正規社員が多いこと。事後の対策はやはり限界がありますので、常に労働時間や契約内容の管理を行い、その適正化を行うことが求められます。

 

 なお他地域の情報などございましたら、情報共有をしたいと思いますので、是非コメントを残して頂きたいと思います。よろしくお願いします。

 

(大津章敬)

「労働安全衛生法等の一部を改正する法律案」衆議院で審議スタート


 17日の衆議院本会議で「労働安全衛生法等の一部を改正する法律案」の審議が始まりました。今日はこの法律案のポイントを簡単にまとめてみましょう。
1.労働安全衛生法の一部改正
 (1)危険性・有害性の低減に向けた事業者の措置の充実
 (2)過重労働・メンタルヘルス対策の充実
   事業者は、一定時間を超える時間外労働等を行った労働者を対象とした医師による面接指導等を行うこと
2.労働者災害補償保険法の一部改正
 複数就業者の事業場間の移動、単身赴任者の赴任先住居・帰省先住居間の移動を、通勤災害保護制度の対象とすること
3.労働保険の保険料の徴収等に関する法律の一部改正
 有期事業に係る保険料のメリット増減幅(現行±35%)を継続事業と同じ±40%とすること
4.労働時間の短縮の促進に関する臨時措置法の一部改正
 (1)「年間総実労働時間1800時間」を目標とする労働時間の短縮の推進を図る法律から、労働時間等の設定を労働者の健康と生活に配慮したものへ改善するための法律に改めるとともに、法律の題名等を改めること
 (2)「目標」を掲げる「労働時間短縮推進計画」(閣議決定)をやめて、事業主の参考とする「指針」を厚生労働大臣が定めることとすること


 新聞報道では4の(1)の年間1800時間の件が大きく取り上げられていたが、私が実務に大きな影響を与える可能性があると注目するのはそれよりも1の(2)の長時間労働における保護措置や2の通勤災害の範囲の拡大。労働安全衛生法というと非常に技術的でマニアックなイメージがありますが、今回の改正内容については注目したいと思います。


(大津章敬)

夏季賞与は2.21%増の760,403円~日経調査

 本日の日本経済新聞に同社が実施した2005年賃金動向調査の4月22日時点中間集計結果が掲載されていました。これによれば今夏の賞与は昨年比2.21%増の760,403円。先日来ご紹介している連合労務行政研究所の調査同様、製造業が水準を牽引するという結果となっています。

 

 一方、賃上げについては1.58%の4,797円という結果になりました。その他、この調査では現状の成果主義人事制度に関する評価などの調査も実施されています。詳細は日本経済新聞または日経産業新聞の紙面でご確認下さい。

 

(大津章敬)

今春創設された助成金「地域創業助成金」

 今日はこの4月に創設された「地域創業助成金」を紹介しましょう。地域創業助成金は、地域貢献事業を行う法人を設立または個人事業を開業し、65歳未満の非自発的離職者を1人以上含む2人以上の常用労働者及び短時間労動者を雇用した場合に、新規創業に係る経費及び労働者の雇入れについて支援する助成金です。

1 要件
(1)法人又は個人が、以下の対象分野における創業を行うこと。
(2)創業の日の翌日から起算して6ヶ月以内に、地域貢献事業の実施に係る計画の認定申請を行い、その認定を受けること。
(3)創業後1年半以内に、継続して雇用する労働者を2人以上(うち1人以上は非自発的離職者。ただし、非自発的離職者自らが創業する場合は1人以上(非自発的離職者でなくても可。)とする。)雇い入れ、3ヶ月以上経過していること。

 

2 対象分野
(1)サービス10分野
  個人向け・家庭向けサービス   社会人向け教育サービス
  企業・団体向けサービス   住宅関連サービス
  子育てサービス   高齢者ケアサービス
  医療サービス   リーガルサービス
  環境サービス   地方公共団体からのアウトソーシング
(2)市町村、地域の経済団体等からなる協議会が重点産業として選択する分野

 

3  助成額
(1)創業支援金  創業経費の3分の1(150万円~500万円を限度)
(2)雇入れ奨励金 常用労働者1人あたり30万円(短時間労働者15万円)※100人分まで支給

 

4 詳細
 詳細は以下の厚生労働省のPDFファイルをご参照頂くか、都道府県高年齢者雇用開発協会にお問い合わせください。
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/pdf/16.pdf

 

(大津章敬)

助成金検索ソフト2005 予約受付開始

助成金検索ソフト 株式会社名南経営人事労務部では8年ほど前より、助成金検索ソフトを制作し、販売しておりますが、今年の法改正に対応した最新バージョンが6月上旬にリリースされます。そこで昨日より、その予約受付を開始しました。20項目のアンケートに答えると自社で受給可能性が高い助成金が検索されるというものですが、今回は昨年度版から大幅に収録助成金を増強し、55種類の助成金(厚生労働省管轄)を収録しております。

 特に社労士事務所や税理士事務所の顧客提案用としてご利用頂けますので、是非お申込み下さい。お申込みは以下で受付けております。また、こちらをクリックして頂きますと、今回の収録助成金55種類のリストをご覧いただけます。

https://roumu.com/soft/soft_jp.html

(大津章敬)

(さらに…)

元受刑者を雇用すると特開金が支給?

 政府・自民党は、刑務所を出所した元受刑者らの雇用を促進するため、元受刑者を雇用した企業に対し、助成金を出す制度の導入などを検討しているそうです。法務省の2003年の調査によれば、保護観察中の再犯率は、有職者の7.6%に対し、無職者はは39.7%と約5倍。このため、再犯防止には就労支援の強化が必要と判断しているようです。

 

 具体的な支援制度としては、刑期満了で釈放された出所者・保護観察付きの仮出所者・執行猶予者を対象とし、特定求職者雇用開発助成金などを適用する、もしくは民間事業者から募った寄付金で基金を作り、そこで助成金を創設するといった方法が検討されているとのこと。特開金が元受刑者などの雇用を促進することができるのでしょうか!個人的にはそういう問題ではないのでは?と思いますが。そもそも犯罪歴を正直に申告し、それが理由で不採用になるという人はそう多くはないでしょうから。

 


 高年齢者、障害者などの就職が特に困難な者または緊急就職支援者を雇い入れた事業主に対して、賃金の一部が支給される制度

 

(大津章敬)

財務省 各種控除による負担軽減額を試算

 昨日、「政府税制調査会 退職所得控除の縮小などを打ち出す」という書き込みをblogに行いましたが、今日の日本経済新聞の経済欄にはその続きとして、「控除による税負担軽減額 給与が6兆8000億円~財務省試算」という記事が掲載されていました。それによれば、財務省は所得税の各種控除による税負担系減額の試算を以下のとおり発表したとのこと。
 □給与所得控除    6.8兆円
 □基礎控除        2.0兆円
 □配偶者控除      0.7兆円
 □扶養控除全体    1.7兆円
  ○一般の扶養控除 1.0兆円
  ○特定扶養控除   0.5兆円
  ○老人扶養控除   0.2兆円
 □公的年金等控除  1.3兆円
 □社会保険料控除  2.9兆円


 税制調査会はこうした各種控除の整理・統合を目指し、特に給与所得控除については規模が過大であるとして、特に注目している模様。また配偶者控除も以前からの議論のとおり、世帯の多様化の影響から縮小方向での検討がなされているため、2006年度以降の税制改正において、大きなポイントになると予想されます。ただいずれも単純な増税に繋がるものであるため、議論は相当紛糾することでしょう。


(大津章敬)