高水準が続く自殺者数を背景に高まるメンタルヘルスケアの重要性

高水準が続く自殺者数を背景に高まるメンタルヘルスケアの重要性 先日、警察庁より「平成20年中における自殺の概要資料」が発表されました。この結果を見ると、平成19年の自殺者数は、男性22,831人、女性9,418人、合計32,249人という数値が出ています(グラフはクリックして拡大)。この数値は、昨年度よりも844人(2.6%)減少したものの、平成10年に年間3万人を超え、高止まりしています。政府では、「自殺予防総合対策センター」を設置し、都道府県等に相談窓口を設置していますが、まだまだ効果が上がっていないように思われます。


 自殺の原因・動機については、昨年に引き続き「健康問題」が1位になっており、その中でも「病気の悩み・影響(うつ病)」が「健康問題」のうちの40%以上を占めています。メンタルヘルスの問題は数年前から企業にとって大きな問題として捉えられており、今後も積極的に取り組まなければならない重要な問題となっているといえるでしょう。



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参考リンク
警察庁「平成19年中における自殺の概要資料」
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki81/210514_H20jisatsunogaiyou.pdf
国立精神・神経センター 自殺予防総合対策センター
http://ikiru.ncnp.go.jp/ikiru-hp/index.html


(宮武貴美)


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