労務管理・労働法

割増率引上げを中心とした改正労働基準法成立 平成22年4月1日に施行

 ホワイトカラーエグゼンプション問題など様々な紆余曲折があった改正労働基準法ですが、先ほど参議院本会議において可決・成立(投票総数 230 賛成票 217 反対票 13)しました。主とした内容は60時間を超えた時間外労働 […]

急増する職場の嫌がらせ 相手は上司が過半数

 東京都では、都内6か所の労働相談情報センターで労働問題の相談に対応していますが、先日、東京都産業労働局は「平成20年度上半期の労働相談状況」を集計し、発表しました。  これによれば、平成20年度上半期(4月~9月)の労 […]

改正労働基準法案 昨日、衆議院を通過

 現在、第170回国会(臨時会)が開かれていますが、昨日、改正労働基準法案に関する審議が行われ、衆議院を通過しました(画像はクリックして拡大)。当初の法律案から修正が入り、50%以上の割増率を義務づける残業時間を「月80 […]

年次有給休暇の取得率は約50%弱

 先月、厚生労働省より「平成20年就労条件総合調査結果の概況」(以下、「調査結果」という)が発表されました。この調査については、2008年10月16日のブログ記事「適年制度の移行先 中小企業は中退共、大企業はDB・DCの […]

企業再編における人事労務問題(その3)

 本日は10月18日のブログ記事「企業再編における人事労務問題(その2)」の続きをお届けします。  次に給与制度であるが、これは根が深い問題になる。分割や合併の当然承継の場合は、再編を理由に給与の不利益改定をすることはで […]

平成19年度のサービス残業是正支払額は1,728社で272億円

 先日、厚生労働省より「監督指導による賃金不払残業の是正結果」という資料が公表されました。これによれば、平成19年4月から平成20年3月までの間に、定期監督および申告に基づく監督等を行い、その是正を指導した結果、不払いに […]

企業再編における人事労務問題(その2)

 本日は10月2日のブログ記事「企業再編における人事労務問題(その1)」の続きをお届けします。  一般に、合併、営業譲渡では、異なる企業の制度や風土を一つにするための様々な課題がある。大きくは「労働条件」と「人事制度」の […]

名ばかり管理職新通達に関するQ&Aを厚生労働省が発表

 10月3日のブログ記事「20.7%の企業が「名ばかり管理職問題あり」と回答」では、労務行政研究所の調査により、「時間外手当を支給していない役職者の中に、管理監督者の要件を満たしていない者がおり、問題視している」という企 […]

20.7%の企業が「名ばかり管理職問題あり」と回答

 9月10日のブログ記事「注目の「名ばかり管理職」新通達のポイント」では、名ばかり管理職問題の対応のため厚生労働省が発信した通達の概要について取り上げました。その中で、「経営者よりの内容になっているだけに、今後、労働組合 […]

企業再編における人事労務問題(その1)

 合併、分割、営業譲渡、M&Aなどでの企業再編が増加している。これにあたっては商法と税法の分野が中心課題になるが、人事労務の分野は後回し、もしくはおざなりにされることが多い。しかし、企業再編にあたって人に関する課題は多岐 […]