11月1日申請分より雇用調整助成金の不正受給防止対策が強化されます

2010年9月4日のブログ記事「ピーク時より半減した雇用調整助成金の届出対象者数」では、雇用調整助成金等の対象人数の減少について取り上げましたが、その対象者の絶対数はまだまだ高い状況が続いており、雇用調整助成金および中小企業緊急雇用安定助成金が果たしている役割の大きさがよく分かります。
しかし、その一方で、架空の休業や教育訓練を実施したといった虚偽の申請などによる不正受給も多く、平成22年4月から7月の間だけを見ても54事業所、約10億7,617万円に上っています。これまでも厚生労働省では休業等を実施した労働者に対して電話ヒアリングを実施するなどの様々な不正受給防止対策の強化を行ってきており、一定の効果はあったと考えられますが、依然として横行する不正受給を防止するため、平成22年11月1日以降の申請分から更なる対策強化が行われることとなりました。
具体的には、不正受給を行った事業所について、事業主の名称、代表者氏名、事業所の名称、所在地、概要、不正受給の金額、内容を公表するというものです。過去にも様々な助成金制度で不正受給が出る度に支給要件が厳格化されるなどして、本当に受給すべき事業所がそれを断念するようなことが繰り返されてきました。雇用調整助成金は事実として多くの中小企業の雇用を守ってきた実績があるだけに、今回のような不正受給防止策が効果を発揮し、本当に受給すべき企業が効果的に活用できる制度として継続して欲しいものです。
関連blog記事2010年9月4日「ピーク時より半減した雇用調整助成金の届出対象者数」
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2010年8月2日「雇用調整助成金の助成額上限の変更と新パンフレットのダウンロード開始」
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2010年5月5日「中小では高止まりするも大企業では減少が著しい雇用調整助成金の対象者数」
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2010年4月30日「雇用調整助成金ガイドブックが改訂 ダウンロード開始」
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2010年04月09日「4月より変更されている雇用調整助成金における教育訓練の申請方法」
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2010年4月8日「平成22年4月より教育訓練の実施に係る取扱いを変更(雇用調整助成金)」
http://blog.livedoor.jp/leafletbank/archives/50843410.html
2010年3月31日「雇用調整助成金の不正受給調査が4月から強化されます」
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2010年1月25日「雇用調整助成金を1年を超え、引続き申請する場合の注意点」
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2009年12月17日「雇用調整助成金を新規もしくは13ヶ月目に申請する際の添付書類の注意点」
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参考リンク
厚生労働省「不正受給防止対策の強化第3弾~雇用調整助成金の不正受給が判明した事業所は事業所名・金額等を公表します」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000rvwp.html
(宮武貴美
)
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宮田部長:
こんにちは、大熊です。5回に亘り、雇用保険の受給について取り上げてきましたがいかがでしたか?雇用保険法は毎年のように改正され、その度に広範囲に亘って細かな点が変更されています。常に最新情報を収集するように総務担当者は心がけておく必要があります。






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